折板屋根のメンテナンス

こんにちは。

ブログをご覧いただきありがとうございます。

岐阜県　安八郡・大垣市・瑞穂市　外壁塗装 屋根塗装の専門店　大橋美装です。

 

工場や倉庫をお持ちの方、屋根に上がってみたことはありますか？

 

屋根は日頃から太陽光に含まれる紫外線や雨風などの影響を受け、思っている以上に劣化が激しいものです。適切なメンテナンスをしないでおくと、結果的に大規模な修繕を要することになり、コストや時間も大きな負担となる場合があります。

 

プロタイムズ岐阜安八店大橋美装では、お客様のご自宅倉庫はもちろん、会社様の倉庫メンテナンスも多くご相談いただいております。

今回は倉庫で多く使われている「折板屋根」のメンテナンスについてご案内いたします♪

 

折板屋根の基本とメンテナンスの必要性

 

折板屋根とは？

折板屋根とは、段絵んの構造に重点を置いて開発された屋根材で、大型・長尺屋根に調和する意匠性、強度・経済性を備える金属屋根の代表的なや屋根工法です。梁や母屋に直接葺くことが出来るため、野地板などの下地処理が不要で、工期の短縮になります。また、強風地帯においても強靭性を発揮し雨仕舞にも高い性能が期待できるのが特徴です。このようなことから、工場や倉庫、体育館などの大型施設でよく用いられています。

 

折板屋根の劣化とメンテナンスの必要性

折板屋根は、工場や倉庫などを主にして、古くは築年数が30年を超えるものが多くなっております。築年数が経過し、改修時期を迎えている建物も多いのではないでしょうか。

特に重ねタイプの折板屋根では、ボルトキャップがない場合にボルトの赤錆が多く見られます。その他でも、15年程度で赤錆に加え孔あきなどの劣化症状が見られる場合があります。

 

 

 

折板屋根の塗装によるメンテナンス

折板屋根のメンテナンス方法としては、大きく分けて2つあります。

 

✅塗装によるメンテナンス

屋根からの漏水などがなく、チョーキングや塗膜の膨れなどの劣化状況の場合に、塗装によるメンテナンスをおこないます。

 

✅カバー工法によるメンテナンス

屋根に孔あきなどがあったり、漏水がある場合に、カバー工法によりメンテナンスをおこないます。

 

どちらのメンテナンス方法を採用するかは、現地調査を行った後、診断結果によって判断いたします。

 

 

塗装面積と係数？

今回は塗装によるメンテナンスの場合のご紹介をします。

 

折板屋根の塗装メンテナンスでも、外壁塗装を同様に「塗装面積」を算出して、塗装に必要な塗料の缶数を見積もりします。

このとき、屋根の塗装面積の算出では、屋根の勾配、屋根材の形状によって実面積（表面面積）が変わります。

 

屋根の塗装面積の求め方　投影面積×係数＝塗装面積

 

ここで、「係数」というものが出てきます。係数とは、屋根の勾配、屋根材の形状と関係を値化したもので、折板屋根の場合の係数は次の式によって求められます。

※係数は指定数値として折板のメーカーが発表している場合が多くあります。

 

よって、折板屋根の塗装面積＝投影面積×1.44　にて算出されます。

最終的には、この塗装面積に棟瓦や袖瓦の袖部分などが加算されます。

ご計画の参考になると幸いです。

 

折板屋根の塗装工事

折板屋根の塗装工事は、住宅屋根の塗装工事の流れや内容と大きく変わりません。

折板屋根塗装の特徴として、劣化の要因となる錆の除去や防止の工程が入ってきます。

 

【工程】

1⃣高圧洗浄：高圧洗浄機を使って、屋根に付着したゴミや汚れを洗い落とします。

2⃣研磨（ケレン）：屋根をキレイに磨きます。塗料の密着を良くする為の下準備です。

3⃣下塗り：下塗りの時に、折板屋根の天敵である錆を防止する「錆止め剤」を塗布します。

4⃣上塗り：上塗り塗料を2回塗布し、美観を仕上げます。

 

＞＞詳しい施工事例はこちらからどうぞ！

 

 

折板屋根の建物を所有のお客様、会社様、お気軽にお問合せくださいませ。